ヘアステーションLEONNo.37創刊号> ムービープレビュー
インターネットで見る HAIR STATION LEON のコミニティー誌

当店では映画好きな店長のため
技術中いつも映画が流れています。
そのなかで100本近くあるDVDから、
少しずつプレビューしていきます。
第1回 クリスマスにみたい映画

「ポーラー・エクスプレス」

製作:2004年、アメリカ
監督:ロバート・ゼメキス(キャストアウェイ)(ロジャーラビット)(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
出演:トム・ハンクス(ターミナル)(キャストアウェイ)(アポロ13)
音楽:アラン・シルベストリ(キャストアウェイ)(リロ&スティッチ)(スチュアートリトル)

全編CGですが、普通のと違い、実際に俳優がいて、その俳優の動きの細かい表情変化まですべてCGに取り込む「パフォーマンス・キャプチャー」という手法を使った新しいものです。この映画では、トム・ハンクス自身がが何役もこなしています。
内容は・・・クリスマスを疑い始めた頃の少年が主人公。イブの夜、北極行きの汽車に乗ることで物語が始まります。
途中での、まるでディズニーランドのビックサンダーマウンテンに乗っているような迫力あるシーンも見もの。
信じるということの大切さ、そして最後に『大事なのは列車の行き先じゃない、乗ろうと決めたことが大事なんだよ』で締めくくられます。
さて、この映画、もともと1987年に翻訳されてからロングセラーを続けている児童文学作品。ですから、内容もとってもわかりやすく、やさしくこころ温まる作品です。クリスマスには欠かせない映画となりました。
もう一つこの映画の特徴で、映画館でも字幕版と吹き替え版がありましたが、吹き替え版では、ストーリー上大切なところは画面の中が日本語表示になっていました。DVDでは、どうやら同じ映画でオリジナルと日本語表示版の2本が収録されているようです。

「裸のサンタクロース」

製作:2000年、アメリカ
監督:ウィリアム・ディア(ハリーとヘンダソン一家)(恐竜家族)
出演:レスリー・ニールセン(裸の銃を持つ男)(裸の石を持つ男)
音楽:ジョエル・マクニリィ(ピーターパン2)(くまのプーさんザムービー)

〜〜クリスマスがらみの取材に飽き飽きしていたTVディレクター・ピーター(スティーブン・エックホルト)。その前に落ちてきた記憶を失った本物のサンタ(レスリー・ニールセン)。ピーターはその身元を明らかにすれば特ダネだと躍起に―。恋人のクレア(ロビン・ライヴリー)やその子ザックらを巻き込んで大騒ぎへと発展する・・・〜〜
最初は、ある男が何でココまでクリスマスをバカにするのかと少しカチンときたが、最後には一番信じることになる。とても感動的な内容だ。
音楽担当に最近のディズニーアニメでおなじみのジョエル・マクニーリィというのもおもしろい。
しかし、邦題が気に入らない。
原題は「SANTA WHO?」。内容にあった題名だ。どうして…
題名から裸になったサンタが出てきそうだが、サンタの裸のシーンは一度も出てこない。
主演が「裸の銃を持つ男」など裸シリーズのコメディアン「レスリー・ニールセン」だからか。
でも、この映画は、コメディというよりファンタジーなのに。
邦題はさておき、内容はとてもいい。

「34丁目の奇蹟」「34丁目の奇跡」
製作:1947年、アメリカ、モノクロ作品
監督:ジョージ・シートン
出演:エドモンド・グウェン
音楽:
シリル・モックリッジ

製作:1994年、アメリカ
監督:
レス・メイフィールド
出演:
リチャード・アッテンボロー
音楽:
ブルース・ブロートン

クリスマス映画といえば、この「34丁目の奇蹟」が原点ともいえるでしょう。この映画は1947年アメリカ映画でもちろんモノクロ作品。
ニューヨークのあるクリスマスパレードに自分は本物のサンタだという老人が現れる。パレード人事係のドリス(M・オハラ)の一人娘はその老人をサンタクロースと思い込む。精神科医が彼を妄想癖と診断したことで事件が起こり裁判が行われる。「彼は本物のサンタクロースというが、そもそもサンタクロースはいるのか。」という裁判が・・・。
ストーリー自体にリアルさや説得力があり、またこの裁判の判決には感動します。
この映画は1994年にリメイクされました。邦題では奇蹟から奇跡に変わっています。
内容も少しずつ違っています。50年ほど違いますので、現代風に。大きな違いは、物語の結末が違うところでしょうか。最後のプレゼントの設定がずいぶん違っているため、採取的には違う感動の映画になっています。

「サンタクローズ」

製作:1994年、アメリカ
監督:ジョン・パスキン(リーマン・ジョー!)(ジャングル2ジャングル)
出演:ティム・アレン(ジャングル2ジャングル)(トイ・ストーリー)
音楽:マイケル・コンヴェルティーノ(スナイパー)(ヒドゥン)

この映画は、この冬に第3弾『ウォルト・ディズニーのサンタクローズ3/クリスマス大決戦!』、2002年に続編として『サンタクロース・リターンズ!クリスマス危機一髪』があります。
内容は・・・
おもちゃ会社に勤めるバツイチパパのスコット・カルヴィン(ティム・アレン)は、息子チャーリーとクリスマスを過ごせるので上機嫌。ただ、チャーリーはパパが好きじゃなかった。
しかしそんななか、屋根でサンタクロースが足を滑らせ、雪の上に落ちてくる。
思いがけない契約によってサンタクロースの役目を引き継ぐことになる。
チャーリーは昨夜の父親がサンタクロースになったことを自慢げにまわりに伝えるが、前妻(ウェンディ・クルーソン)とその恋人の精神科医(ジャッジ・ラインホールド)精神が混乱したと思い込む。
スコットでさえだんだん信じられなくなっていくが、チャーリーの信じる力によて・・・
ディズニー製作のクリスマスコメディー。
主演のティム・アレンもディズニー映画にはかかせなくなりました。
全米興収1億4,500万ドルのスーパーヒットを記録した史上最高のクリスマス・ムービーです。
『煙突はどうやって通るのか』とか、『暖炉のない家にはどうやって入るのか』などなど、誰も教えてくれなかったクリスマスの謎と夢の世界を特撮で楽しめます。
おすすめ映画です。

「ジングル・オール・ザ・ウェイ」

製作:1996年、アメリカ
監督:ブライアン・レバント(ベートーベン)(フリントストーン)
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(キンダガートンコップ)(ツインズ)

音楽:デヴィッド・ニューマン(ドクター・ドリトル2)(アイス・エイジ)

この映画はとっても思い入れのある映画なんです。
実は新婚旅行で行ったロスのユニバーサ・ルスタジオで、ちょうど撮影をしていました。
6月でしたが、ロスではタンクトップでも汗が出るくらいもう真夏の暑い日でした。
映画では終盤に出てくるクリスマスパレードのシーン。
パレードの出演者は、みんな手袋に耳あて、真冬に着るボアの付いたコートなど、ものすごく着込んでいました。真冬のシーンですからね。ですから5分撮影したら10分休憩。一斉にクーラーの部屋で衣装を脱いでいました。
実は私たちは、一般の人より数倍高いお金を払って入ったVIP(今のシステムとは違う)だったので、撮影現場内にいました。
屋外セットの街中は、真夏なのにクリスマス一色。
道路や建物、街路樹には雪がつもり、至る所にクリスマスのデコレーションがしてありました。
真夏に雪と書きましたが、もちろん本当の雪ではありません。
実は、真っ白な砂なんです。大量の砂を、高所から撒いて、まるで雪が積もっているように見せています。すごいでしょ。
パレードのフロートはTDLのようにしっかりと造ってありました。
こっそり写真も撮りましたが、見つかっておこられてしまいました。その写真はwebには載せれませんね。
もしかしたら真冬のシーンなのにTシャツでいる男女がいたら、それは私たちです(^^♪

さて、その映画の内容は・・・
いつも仕事一筋で家庭のことは二の次のハワード(アーノルド・シュワルツェネッガー)。ついつい仕事のために妻のリズと我が子ジェイミー(ジェイク・ロイド)の約束をすっぽかしてしまう。
あれほど約束していたジェイミーの空手の昇級式にも間に合わなかった。
悲しそうなジェイミーを見てハワードはクリスマスにジェイミーの大好きなTVヒーロー「ターボマン」の人形をプレゼントする事を約束。
こんどこそ守らなければいけない約束だが、どこの街のオモチャ屋でも、その人形は大人気でどこも既にですべて売り切れ状態。
他の親たちとの戦いが始まる。まるでオモチャ屋が戦場。
ハワードにとってイブの長い長い一日を笑いあり涙ありのアクション・コメディー・ストーリーです。

子役のジェイク・ロイドはのちにスターウォーズ エピソード1で主役を演じましたね。

 

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